天使のたぬき

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逆転裁判シリーズ全部遊んでいたのでカンタンに感想をメモしていこうと思うぜ

逆転裁判シリーズ全部遊んでいたので感想をカンタンに書いていこうと思う。★5つで評価もつける。あ、「VSレイトン教授」は手元にないし内容もまったく覚えてないので割愛。

※初期3部作しか遊んでない人も多いと思うけど、大逆転裁判1~2は絶対遊んだほうがいいぞ。

逆転裁判(★★★★)

逆転裁判123 成歩堂セレクション コレクターズ・パッケージ - PS4

すべてはここから始まった。

今さら語るまでもない、謎解きはもちろん、笑いあり涙あり燃えありの魅力的なストーリーと、軽妙でテンポよく最高に読みやすいテキスト、立ちに立ちまくった愛すべきキャラクター達。ほんとADV好きとしては革命的なゲームでしたな。

大味で理解しやすいプロットなのに、謎解きのカタルシスがしっかりあるのがシリーズ(特に初期三部作)の魅力であると思います。

逆転裁判2(★★★★)

待望の2。今振り返るとけっこう凝った話が多くて、難易度も高めだった印象が。

 

2の最大の魅力はやっぱり検事・狩魔冥でしょう。逆転シリーズ史上もっともわかりやすく敵意むき出しな彼女のおかげで「法廷バトル」「検事との対決」感が強く出ていて面白いと思います。

あと、テキストの笑いも初期3部作では一番冴えてるのが2だと思いますな。

逆転裁判3(★★★★★)

待望の3。3はリアルタイムで発売直後に買ったので。もう楽しみで楽しみで仕方なかったんですが、自分の期待をはるかに越えた完成度でしたな。


ぶっ飛びすぎたキャラたちが次々と出てくる割にミステリの超古典ネタでシメる2・3話。そして、キャラも総出演して3部作の締めにふさわしい大長編になっている1・4~5話。

5話はシリーズでも最高の完成度を誇るエピソードだと思います。○○をトリックに使っているのを批判する人がたまにいるみたいだけど、ちゃんとルールや前提条件が示されているからフェアですよねえ。

シュールな笑いを提供してくれるライバル検事・ゴドーも終盤はひたすらカッコいいので燃えます。ちょっとビターな終わり方をするのもミステリとしてはいいと思うし。

初期3部作はどれも甲乙つけがたい名作ですけどやっぱり3が好きですね。


逆転裁判4(★)

正直、本編シリーズの4以降はどれも印象が薄くて書くことがないんだよなあ。1~3は何度もプレイしてるけど、4以降は一度クリアしたらもういいか、って感じ。

 

 

おそらく満場一致で一番つまらないとされているのが4でしょう。いまだに2話以外謎だらけです。あとは弁護士と検事の間になにも因縁がないので対決が盛り上がらないというのもある。クスッと笑えるテキストも少ないし……。ヒロインも印象に残らない……。

なるほど君が味噌っかすからスタートしてだんだん周囲の評価を上げていくのに対し、オドロキくんはずっと活躍しないで終わったのも何だかなあ。

プレイ当時は「シリーズ終わらせるためにわざとつまんないものを作ったのでは?」と思ってました。今もちょっと思っている……

 

逆転裁判5(★★) 

今回はそこそこよく出来ていると思うんですけど、1~3にあったテキストの軽妙さが失われたのがけっこう痛い。

「関係ないところをあちこち調べた時に面白い会話が出る」という古典ADV的な要素がこのシリーズの大きな魅力だったので、それが無くなったのがイタイです。なるほど君もヒネたところが無くなって普通の人になっちゃったし。

話はそこそこ面白かったと思うんだけど、具体的な内容がぜんぜん思い出せないのであった。第三話の学園の話だけなぜか強烈に覚えている。あとユガミ検事は好きですな。

逆転裁判6(★★★)

本編シリーズでは一番最近遊んだはずなのにぜんぜん覚えてないなあ。検事の名前なんか完全に忘れていた。最終話以外の話の内容もぜんぜん思い出せない。満を持して再登場したマヨイちゃんも、ぶっ飛んだ性格がだいぶ失われて別人みたいに感じたしな。やっぱりテキストから笑いの要素が失われたのがイタイ。

ただ6は最終話がかなり面白い。とってつけたようなオドロキくんの過去ストーリーも説得力がある。この最終話のおかげで6の評価はかなり高い。後期3部作では6が一番面白いかな。

一番楽しみにしていたDLCが最高のクソシナリオだったのがなあ……

 

逆転検事(★★)

みっちゃんスピンオフ。ミステリとしては結構おもしろい話が多かったように思う。ただいかんせん地味だ……。おまけにめちゃくちゃ長いうえにややテンポが良くないんだよねえ……おかげで再プレイする気にならないのがイタイ。

ヒロインもライバルキャラもあまり活躍しない。どのキャラもどうもあんまり印象に残らないし、御剣の生真面目な性格ゆえかギャグが少なく淡々と進む。

うーん、やっぱこのシリーズは軽妙な会話テキストの面白さが一番の魅力だと思うので、このスピンオフもなんだかな……。

個人的にはかなりイマイチで、2にも期待してなかったんですけども……


逆転検事2(★★★★)

地味だった1から一転、キャラも話も濃すぎる検事2。

あまりにも話が凝りすぎてて難しい。相変わらずテンポが悪い。そして長い。シリーズで初めてメモを取りながらプレイしました。

ただシナリオはいいよね。細かいところつっこんだらいろいろ難はあるけど、それを差し引いても素晴らしい名シナリオ。一本筋の通ったミツルギが信念に従って突き進む様は格好良すぎる。周囲のキャラも一度遊んだら忘れられない名キャラクターばかりだ。


ライバル検事のおかげで「1」で足りなかったギャグ分が補給されてるのもいいし、彼がギャグキャラで終わらないのもいい。御剣のクールだけどアツい性格がしっかり話に反映されていていい。明快なテーマがあるのもいい。

そしてなんと言っても「検事2」を傑作にしているのは最終話の犯人の造形でしょう。シリーズNo.1のインパクトを持つ掟破りの犯人。

 

魅力ある犯人たちばかりなんですが、どうもヒステリックな反応が多いのが好きでない。逆転裁判はどんな極悪人でもどこか可愛げがあるのが魅力だと思っているので……。このへん、やっぱりセンスですね。


大逆転裁判(★★★★)

1が出た時はそうとう不評だったらしいけどまあ当然でしょう。なにしろ3話までチュートリアルみたいなもんだし、2・3話は後味もよくない。いよいよキャラも出揃って謎も増えてきて面白くなってきたな、というころに終わりますから。自分は1~2と続けてプレイしたので高評価です。

 

大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險- - 3DS

なんといっても独特のテキストの軽独特のテキストの軽妙さやキャラのコミカルさが戻ってきた妙さやキャラのコミカルさが戻ってきたのは嬉しい。

選択肢を間違えたり、あちこち調べてみるとまた楽しい会話が聞けるようになった。これぞ逆転裁判。こういうのを求めてたんだよ!!と嬉しくなった。

「3」以来ようやく本当に久しぶりに「逆転裁判」を遊んだという気になった。


ホームズとの「共同推理」が最初は不要だと思っていたのよ。テンポ悪いし、探偵パートで時間とるし。でもわかった。「共同推理」はわざと間違えて成歩堂大先生の天才的なボケを楽しむパートなんだ。

本当、共同推理を間違えた時の成歩堂先生ときたらすべり知らずの天才芸人ですよ。たまらん全部間違えてみたくらいには好き。

大逆転裁判2(★★★★★)

そして「2」が面白かったしね~。逆転シリーズ最高傑作だと思います。1と合わせて、ですが……

 

大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟- - 3DS

過去の連続殺人とキャラクタの隠された背景の謎が次々明らかになっていく3話後半あたりからの流れはもう神がかりです。キャラの魅力も回を追うごとに増していくし、相変わらずの「クスッと笑えるテキスト」は健在、というか今回最高だったと思う。共同推理の成歩堂先生の大ボケも相変わらずなんだけど、なんと言っても最後の共同推理はBGMのかっこよさも相まってシリーズ屈指の名シーン。

 

伏線になっているシーンが多いんですけど、後でしっかり意味がわかる。1で出た伏線も合わせてすべて見事に綺麗サッパリ回収されて気持ちがいい。


このライターさんって本当キャラを魅力的にしますよね。敵も味方も本当好きで、特に今回は犯人たちのドラマも掘り下げられていて、キライなキャラって一人もいない。素晴らしいわ。

2本合わせれば間違いなくシリーズで一番おもしろいと思う。最初にも書いたけど、初期3部作しか遊んでない人も多いと思うけど、大逆転裁判1~2は絶対遊んだほうがいいぞ。

 

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